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赤面症の治療について

赤面症の治療について

赤面症の治療方法にはいくつかの方法がありますのでご紹介します。


1.赤面症投薬治療

赤面症、赤面恐怖症の人は自意識過剰になり、精神的にも過敏な状態になっています。そこで効果があるのが、薬物治療です。

薬物治療のメリット

  • いざという時に安心感やリラックス感を得られる
  • 持っているとお守り的に安心感がある
  • 気分が落ち着き行動が起こしやすくなる

薬物治療のデメリット

  • 根本的な解決にはならない
  • 薬への依存の可能性
  • 眠気、だるさなどの副作用

「薬を飲むだけで簡単に赤面症が治ればいいのに!」と思っている人もいるかもしれません。

確かに薬で簡単に赤面症が治れば、さほど努力も必要なく、誰にも知られず赤面症が治りますので頼もしく思えます。

一般的に診療内科などに行くと向精神薬が処方されます。

向神経薬とは、中枢神経系に作用して精神に影響を与える薬剤の総称のことです。
例えば、精神安定剤、坑うつ剤、鎮静剤、睡眠剤などがあります。

向神経薬はさらに3種類に分類されます。

  1. β遮断薬
  2. 精神安定剤
  3. 坑うつ剤

さらにそれぞれが成分によって分類され、例えば坑うつ剤であれば、

  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み障害薬)
  • 三環系坑うつ剤
  • MAO(モノアミン酸酵素阻害薬)

このように精神疾患で処方される薬は様々です。その人の症状、体質などによって医師から処方されます。

薬の効果は症状そのものを解消するということではなく、過敏な精神状態を鈍らせて赤面への不安を軽減させてくれることがメインです。

精神症の薬の効果をひと言で言うなら、本人が今陥っている状況を打開し、克服へ向けて歩き出すきっかけを与えることです。

赤面症の根本的な原因は自信の欠落や不安によるものです。
ですからたとえ薬で不安な感覚を軽減することができても、根本的な要因を取り除かない限り、不安の発生自体を抑えることはできないというのも事実なのです。


2.認知行動療法

赤面症の人は、赤面に対して偏った認識をしています。

例えば、

「赤面するのはいけないことだ!」
「周りの人は赤面を変な目で見ている!」
「赤面する人はダメ人間だ!」
「赤面を見られるのは
この世の恥だ!」
「自分の赤面が周りに迷惑をかけている!」

などなど、事実とは無根の思い込みをしています。

ですから、まずはそんな赤面に対する偏った考えやイメージを認知することが大切です。

そして、「赤面することは必ずしもダメなことではないんだ」という認知を高めると同意に、前向きな行動を取っていきます。

例えば、「赤面する自分を周りの人はバカにしてる!」という歪んだ考えと「人は赤面だけで人格を判断はしない!」という考えを認知します。

そしてその認知を確かめるように、実際に人前で行動を起こし「確かに赤面したからといってみんながバカにするわけではないな」と、さらに赤面の認知を正して行きます。

この「歪みと訂正の認知」と「積極的な行動」を組み合わせることで、赤面への囚われから徐々に抜け出すことができるようになって行くのです。

認知行動療法のメリット

  • お薬だけではなく、思考転換による根本治療につながる
  • 認知と行動により無理なく前に進められる
  • 医師やカウンセラーと協力して取り組める
  • 副作用がない

認知行動療法のデメリット

  • 改善まで時間と地道な努力が必要
  • 一人での実施は難しい
  • 医師やカウンセラーの技量が問われる
  • 強いトラウマが原因の場合には改善が難しい


3.森田療法

森田療法とは精神科医の森田正馬氏によって1920年頃に創始された心理療法です。別名「あるがまま療法」と言われており、赤面という症状を起こるがまま、あるがままにしておくという手法です。

赤面症に悩む人は赤面を消そうとしたり、赤くなるまい!と思います。しかしそういった意識がかえって「赤面」に向いてしまい、余計に症状を悪化させるという悪循環が起きるのです。

ですから、森田療法では赤面を治そう、消そうという意識を減らし、それをそのままに認めて行きます。

そうすることで、逆に赤面への囚われや意識が薄れて、結果的に赤面という現象自体も消滅して行くのです。

森田療法のメリット

  • 副作用がない
  • 根本的治療になる

森田療法のデメリット

  • 専門家の指導が必要
  • 入院が必要
  • 改善まで時間がかかる


4. 赤面症手術

赤面する状態というのは一種の緊張状態です。緊張状態では交感神経が活発になります。

ですから緊張時に働く交換神経に手を加えてしまおうという考えが、『交感神経の遮断』という手術です。

この交感神経の遮断手術は、元々は多汗症の治療方法です。必要以上に汗が出るのも、緊張して交換神経が活発になっている状態ですので、顔につながる交感神経を切断することで、顔の汗を抑えるというものです。

ですから一般に赤面症の手術でも多汗症の手術と同様、『交感神経の遮断』が行われるのです。

どんな手術をするのかというと、簡単に言うと胸より上に行っている神経をレーザーでバッサリ切ってしまうのです。そうすることで顔、頭などには極端に汗をかかなくなるのです。

手術方法は脇から胸腔(きょうこう)内に3ミリの孔(あな)をあけて内視鏡を挿入し、レーザーを別の孔に入れて脊椎の横にある第III・IV神経節を焼き切る胸腔鏡下交感神経遮断術と言うものが一般的な手術方法です。

ですが、個人差はあるようですが高確率で合併症が出ます。それは代償性発汗と呼ばれるものです。

手術では交感神経を意図的に遮断するわけですから、本来顔や頭に汗をかいて体温調節していた調節機構を強制的に破壊し、体の一部の汗を止めるため、それを補うように他の部位から代わりに汗が出てしまうというメカニズムです。

その汗の量も個人差がありますが、少し湿度や室温が高いと、特にお腹、背中、太ももなどに多量の汗をかき、すぐに下着がびしょ濡れになってしまう人もいるようです。

そして、この汗が気になって仕事が出来ない、と言った新たな悩みが出て
しまうケースも報告されているようです。

ですから、手術すれば悩みがすべて解決すると言うものでもないということを頭に入れておかなければいけません。

手術は、『交感神経を異常興奮しない状態にする』と言う根本的な対策ではなく、交感神経が異常に興奮したときにその影響が顔面へ届かないようにする、と言う対処療法的なものなのです。

赤面症手術のメリット

  • 顔の汗や火照りがなくなる
  • 速攻性がある

赤面症手術のデメリット

  • 手術費用が高額
  • 身体にメスを入れる
  • 対処療法
  • 副作用(代償性発汗)が起きやすい


その他にも以下の治療方法があります。

暴露療法(エクスポージャー法)

自己暗示法

催眠療法、ヒプノセラピー

心理カウンセリング




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