赤面症を隠す方法
赤面症を隠す方法
赤い顔を見られたくない!
赤面症の人は誰しも「赤面した顔」を見られたくありませんよね。
そのため、赤面した時に以下の行動を取りがちです。
うつ向く
会話を早く切り上げる
その場から逃げ出す
また赤面しそうな状況が予想される場合にも以下のような行動を取りがちです。
マスクをする
厚化粧をする
赤面しそうな場所に行かない
できるだけ赤面しないように、そして例え赤面したとしてもそれが目立たないようにするのです。
また色白だと赤面が余計に目立つため、夏にはあえて日焼けをすることで赤面を目立たなくする人もいます。
そういった行為に走ってしまう心理はよくわかります。
あなたが無人島にいるのであればおそらく赤面はしません。
例え赤面したとしてもそれを他人に見られることはありませんので、隠す必要もないのです。
しかし、社会生活を営んでいれば自分の赤面を他人に見られることが少なからずあります。
だからこそ、「見られたくない!」という意識が働くのも当然なのです。
どうしたら赤面が目立たなくなるのか?
これまで説明したような背景があるので、「どうしたら赤面が目立たなくなるのか?」ということに一生懸命になる人も少なくありません。
例えばマスクを手放せなくなる人もいます。
確かにマスクや厚化粧をすることで、赤面を見られても相手に気づかれにくくなります。
そしてそんな「気づかれにくい」という意識が働くと、安心感も増して人とのコミュニケーションも取りやすくなり、赤面症の苦痛も減ります。
それを繰り返して行くことで、段々と自分に自信がついて赤面症が自然と解消される可能性もあります。
しかし、どうでしょうか?
あまりにも「隠す」ことに意識が強く向いてしまうと、赤面症は治りやすいと思いますか?
赤面症を隠すことは根本的解決にならない!
赤面症を隠そう隠そうとすればするほど、余計に「赤面したくない!」「赤面を見られたくない!」という意識が強くなります。
その結果、マスク依存症になる可能性もあります。
とうことは、隠すことを続けているうちは赤面症は克服できないといことなのです。
実は赤面症に悩む多くの方は自分でもそれに気が付いています。
しかし、やはり「見られたくない!」という意識が強く働くために、隠す行動を取ってしまうのです。
では、隠してはいけないとは頭ではわかっているのに、ついつい赤面を隠してしまっている人は、その悪循環からどうやって抜け出せば良いのでしょうか?
赤面を隠す悪循環から抜け出す3つのアプローチ
では赤面を隠そうとする状態からどうやって抜け出せば良いのでしょうか?
それにはまずは全ての場面で隠す行動をやめるのではなく、少しずつ改善して行くことが大切です。
それには3つのアプローチがあります。
例えばマスクが外せないという状態で解説します。
1.場所、場面を限定する
朝、家を出る時から夕方家に帰るまでずっとマスクが外せないのでしたら、1日の中で外してみる場所や場面を決めるという方法です。
例えば、
・家から駅までは外す
・電車の中では外す
・駅から会社や学校までは外す
・お昼やすみに外す
・帰宅、下校時には外す
と言った具合に、場所や場面を限定するのです。
2.時間を限定する
・今日は10分だけ外してみよう!
・15時以降は外そう!
という具合に、時間を限定して挑戦してみます。
3.人を限定する
・○○さんの前では外そう
・友人の前では外そう
という具合に、人を限定して行います。
まとめ
一気に赤面を表に出すと、そのリバンウドが来る可能性があります。
まずは場所や時間、人を限定して徐々に慣らして行くことが大切です。
恐怖症の治療に暴露療法という治療法がありますが、これも恐怖を感じる場面を徐々に進めて慣らして行く方法です。
もし「自分はいつも赤面から逃げてばかりいるな!」と感じるのでしたら、ぜひ一歩ずつ「隠す」から「出す」という方向へ転換して行ってください。
そしてちょっとでも前進できたら、頑張って自分を褒めてあげてください!